ポジショニングの指導。

 以前からフォローしてる嚥下障害の患者さんについて、昨夜一枚の指示書を作ってみた。摂食嚥下に関わる器官の運動障害がひどくて、嚥下反射(飲み込む機能)そのものよりも、移送(食べ物を喉の奥に送り込む機能)の問題が強いCase。以前からリクライニングでの指導はしてたんだけど、全然指示が入らなくて、介助者ごとに適当にしちゃうもんだから、悩みの種だったんだよね。んで、心配していた通りに熱発&痰量↑しちゃうし。


 で、考えた。とりあえず、誰もが見た目で分かるように画像入りの指示書を作って、注意点や中止基準も詳細に書き込む。それを、看護主任に朝一で持っていって実技指導。リクライニングの角度は、分かりやすいように、食堂の壁にガムテープを貼り付けて「ここまで倒す!」と書き込んで明示。指示書はリクライニングの車椅子にぶら下げて、介助する人全てが見られるようにしてみた。


 で、昼食は様子を見に。いや〜、ここまでやってもムセてたねぇ。かなりの頻度でムセてたよ。それも、運動障害の影響で、摂食にかなりの時間を要する人だから、疲れてムセもアップするんだよね。私は他のCaseの指導が入ってたもんで、昼食時間から40分くらい経ってから行ったんだけど、その頃にはヘトヘト状態。食事は半分以下しか進んでない。結局、全介助で摂取して、トータル1時間ちょっとの食事時間。最後はくたびれて寝そうな勢いだったよ。ST介助だとほとんどムセないんだけどねぇ。。。


 しかし、A先生(施設長)がガツンって言ったのは効果があったのかも知れない。少しは話を聞いてもらえるようになってきたよ(@老健のみ)。良かった良かった。でも、今日の指示書がどれくらい功を奏するかは、今後の経過をみないと分からないなぁ。


 少しずつ、少しずつで良いから、良い方向に向かっていってくれると良いな。


 ちなみに、今日は昼ごはんの時間もほとんど無かったよ。。。って、毎度の事なのかな?結構、人数いるもんなぁ。