[日記]小児デビュー?
 眠い目をこすり、どうしても萎えそうな気合を奮い立たせつつ、朝一番に訓練教材のコピーを取りに行く。コピー機の場所は施設長室と繋がっていて、デスクにA先生の姿が。眠そうな顔は見せられないので「おはようございます」と元気に声をかけてみた。すると、A先生が笑顔で一本指手招き・・・「う”・・・また何かトラブルがあったのかしら。。。」内心ビクビク(@小心者)。奮い立たせたカラ元気がどっか行っちゃいそうだったけど、そこはしっかりせねば。


 A先生は若い女医さんでとっても気さくな女性。緊張する必要はないんだけどね、独特の情熱にのまれそうになるんだ。「しっかりしなくちゃ!」と思わせる存在。やっぱり、施設の長になるべくして生まれているのかも知れないな。。。って、嫌そうに聞こえるかも知れないけど、実は、私の好きなタイプの女性なのだ。人情家だし、熱さとパワーと行動力が好き。でっかい障害に阻まれさえしなければ、有言実行でそのまま行っちゃう感じがする。妹さんも、弟さんもそれぞれに魅力的で個性が違うんだけど、A先生が一番お母様であるR子先生の気質に近い気がするな。


 んで、何の用事だったのかっていうと、今月から月1ペースで始まった、ダウン症児の療育セミナー(親ごさん向け)の事についてだった。先週R子先生から伺って、是非参加したいとお返事していたら、どうもその発展系で話が進んでいるらしい。よくよく聞いてみると、家族向けのダウン症児の療育セミナーへの参加だけではなく、その時になんちゃって相談会のような形式で、小児科医(A先生)、OT(妹のHさん)、ST(私)でやってみないか、っていうお話だった。その上、Hさんが月1でフォローしている患児の訓練も任せたいというお話。貴重な勉強の機会だけじゃなくて、もともとやりたかった小児STまでできるかも知れないなんて、かなり嬉しい。特にこの地域では、小児をキチンとフォローできる施設がないので、地域の療育としても、すごく良いアイデアだ!と思う。目をキラキラさせて一気に話すA先生に、私までキラキラしちゃうよ。もー、眠気なんて一気に吹き飛んだね。


 正直、家族の病気で小児科系の医療に携わりたかった私。学生時代は、小児STのボランティアや、地域の小児ボランティアにも参加していたんだけど、小児関係の求人は少ない。さすが少子高齢化社会。成人のST需要が高いのは否めないよね。前職場でも、数Caseは担当していたけど、急性期の病院だったせいもあって、やっぱり成人の訓練が多かった。どちらの仕事も好きだけど、小児の訓練に携わる機会が少なかったのは、やっぱり不完全燃焼だったんだな。経験値が少ない分、かなり勉強し直さなくちゃ・・・って、まだしっかり骨組みが出来てない話だけどね。チャンスだもんね。


 と、嬉しい話題なんだけど、気になるのは病院勤務のSTの存在。一人は産休中で、もう一人は週2日の非常勤。病院関連の療育の話に、老健勤務の私が入って行くと、トゲを刺す事にならないだろうか。かなりプライドが高いという噂のSTだし、ちょっと心配。


 しかし、良かったぁ・・・トラブルじゃなくて・・・最近、トラブル恐怖症気味なんだよね。あは。